米食と長時間労働

上智大学で非常勤講師をしていたときに、親しくしていた教授から聞いた話です。

その教授が栄養学の教授から聞いた話によると、人類の主食は米、麦、そしてトウモロコシ。それぞれの単位当たりのエネルギー量は、米が最も大きいとのこと。つまり3つの主食のうち、米が最も長い時間、活動のためのエネルギーになるということです。

米を食べている日本人は、エネルギーが切れないので、長時間労働してしまうというのです。その栄養学の教授曰く、日本人が米を食べている限り長時間労働はなくならないと。。。

なんか極端な話のような気もしますが(笑)、思い当たる節があります。

ご承知のように麦で出来ているパンは、急速にエネルギーに転換しますが、長時間は持ちません。一方、米はゆっくりとエネルギーになりますが、長時間エネルギー源になります。

確かにアメリカ人たちは、スタートダッシュで朝から仕事をバリバリ進めますが、夕方には疲労の色が見えて、定時に帰宅します。一方日本人は、夕方からが本番という感じで終電までバリバリ働きます。

本当は仕事の仕方が違うということがこの働き方の違いを生み出していると思いますが、この話を聞いてから栄養や食べ物に関心が高まりました。そして脳神経科学の知見をリーダーシップ研修に取り入れるようになってからは、脳や神経の働きを良くする食べ物を伝えるようにしています。

脳を正常に機能させることができなければ、正常な意思決定をすることはできません。もちろん単に食べ物だけが脳の働きや意思決定に影響を与える訳ではありませんが、重要な要因のひとつではあります。

リーダーとして人を動かし組織を導くのであれば、食べ物に無頓着であってはなりません。

2024年11月29日