2000年4月に日本人材マネジメント協会を発足させ、翌月にパリで開かれた世界人材マネジメント大会に日本の代表団を編成して参加しました。
世界大会のコンファレンスに参加するだけではなく、日本の代表事務局として世界各国の代表者による会議に参加するなど、さまざまな得がたい経験をすることができました。
パリの滞在中は、日本からの参加者たちと夕食を共にしましたが、そこで覚えた食前酒がキールロワイヤルです。
前年にアメリカで、シンガポールスリングでスリリング(笑)な経験をしましたので、おしゃれなパリで新しいお酒を探してみようと意気込んでいました。
一度も飲んだことのないお酒を注文するのには勇気がいりましたが、名前がおしゃれなので頼んでみることにしました。
食事の注文をする際に、「キールロワイヤル、シルブプレッ」とフランス語っぽく発音してみます。するとウエイターが、「ウイッ」。
映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑』のワンシーンみたいなやり取りですが、今でも良い思い出です。
キールロワイヤルは、カシス・リキュールにシャンパンを入れたものなのですが、この配合の割合がお店によって異なり、濃い口から薄口までいろいろと味わうことができました。私の好みとしてはやや薄口になります。
この味を知って以来、海外出張で飛行機に乗るたびにキールロワイヤルを注文するようになりました。
興味深いことに、ほとんどの場合、カシス・リキュール多めの濃い状態で提供されます。濃い目だと味は甘ったるくて、シャンパンの味わいが感じられないのです。
ですので、注文時に「シャンパン9に対してカシス1の割合で」などというと偉そうなので、カシス少なめでお願いしますと言うようにしています。
機会があったら、キールロワイヤルをぜひ試してみてください。