参加者の共感能力を知る

ずば抜けたリーダーに共通する能力のひとつに共感能力があります。

共感能力については、リーダーシップ研修で時間をかけて講義や演習を行います。

共感能力の大切さについては拙著『仕事の基本』でも強調しましたが、いろいろな会社で研修をしていますと、共感能力が高い人たちが多い会社とそうではない会社に分かれる様子が見て取れます。

共感能力が高い人には、こちらも共感能力高めにアプローチすると受け入れてもらいやすく、逆に共感能力が低い人たちに受け入れてもらうには、こちらも共感能力を低めにしてアプローチしなくてはなりません。

同じ会社で継続して研修をする場合は、その参加者の共感能力に関する傾向がつかめますが、初めて研修をする会社の場合はわかりません。

また、同じ会社でも参加者の職種の割合が異なると、全体の傾向が変わることがあります。

そこで私は、研修の冒頭の自己紹介の際に、バンジージャンプをしたときの写真を投影して、参加者の反応を見るようにしています。

共感能力の高い参加者の場合、「うわ~っ」とか「ひぇ~っ」とか、まるで自分がバンジージャンプをしたかのような反応を示します。

一方、共感能力が低い人たちは、声を発することも表情を変えることもありません。心の中で多少の感情の変化はあっても、それを表に出すことはありません。

この参加者たちの反応を見て、どのように研修を進めていくか、たとえば講義での話し方や演習の運営方法などを変えます。

研修講師をすることがある人は、人の感情を揺さぶるような写真や動画を用いて自己紹介をしてみてください。興味深い反応があるはずです。

2026年09月17日