新入社員研修で敬語について学んだはずなのに、10年も経つと忘れてしまうのでしょうか。
日々の仕事で外部の人と接していれば、身内の人については名前を呼び捨てにしたり、謙譲語を使ったりして話をしているはずです。
ということは、私が研修スタッフから尊敬されていないから、身内の人のことについて話すときも尊敬語を使っているというわけですね。はい、よくわかりました(汗)。
こうした敬語の使い方の間違い、つまり社内の人を社外の人よりも上に置く間違いをする会社には、共通した社風があります。
それは上意下達です。上の人が言うことは絶対として下の人は受け止めるという社風です。
上意下達という言葉の意味そのものには、良い悪いということはないのですが、これが徹底しすぎますと、あまり良いことはありません。
そうした会社の研修をしていますと、自分で物事を考える、主体的に行動するということが弱く、指示待ちの弊害が多く見られます。
また、そうした会社の従業員は「How好き」、つまり方法論が好きで、どのように行うかに焦点を当てます。
従って「なぜ行うのか」というところに遡って考える習慣がありません。
上の人にやれと言われたことを実直にこなすだけです。
こうした弊害は、従業員の思考停止を招き、創造性や自律的行動の欠如、仕事に対するやる気のなさ、組織に対する忠誠心の低さといった結果に陥りますので、気をつけたいですね。