ホテル・インスペクション(6)

私はその担当者が、以前にホテルを利用したことがあるので、インスペクションをする必要がなかったのかなと思いました。

そこで、その担当者に利用したことがあるのか聞いてみたら、「ない」とのこと。

そもそもそのホテルから会社のオフィスまで、徒歩で約20分かかります。

オフィスを移転したばかりで、参加者は誰も訪れたことがないエリアに本社があります。

慣れない日本の土地をまさか20分も歩かせないだろうと思い、バスの手配はできているのか聞いてみましたが、案の定、バスの手配はしていないし、するつもりもないとのこと。

初日にホテルから引率して案内すれば、2日目以降は自力で来られるだろうとのことでした。

それはそうでしょうが、遅刻者続出だろうなと私は心の中で思いました。

結果は予想通りで、2日目から最終日の5日目まで、きっちりと(笑)遅刻者が何人も出ました。

宿泊しているホテルの会場で研修をしても遅刻者が出るのがグローバル研修です。

ましてや20分も歩く距離があったら、どうにもなりません。

宿泊や食事などで利用したことがないホテルを、研修会場や参加者の宿泊場所として利用するのであれば、事前のインスペクションは常識です。

その研修は、運営についても多くの不備があり、研修講師の立場としてとても苦労をしました。

研修担当者をはじめ、事務局スタッフのほとんどが研修の運営をしたことがない人たちでしたので当然かもしれません。

前任者は研修に慣れた人で、まだ同じ部署にいたのですが、現担当者である後任とのコミュニケーションが取れていないようで、「我、関せず」という態度。

担当者のコミットメントが低く、チーム内のコミュニケーションも取れていないという最悪の運営体制でした。

これでは参加者がどんなホテルに泊まろうが関係ないということになってしまいますよね。

2026年07月28日