ホテル・インスペクションでは、メイン会場や討議室の数や広さ、使い勝手の良さ、音響、メインの会場と討議室の間を行き来する際の導線、宿泊室では広さなどのスペック、部屋からの眺望、レストランでは提供されるメニュー、卒業パーティーで提供できる食事やエンタテインメントなどなど、基本的なスペックが満たされているかチェックします。
基本的に国際的に展開している5つ星ホテルで実施しますので、大きなホテルになります。
宴会場や客室を見て回るだけでも結構歩くことになります。
一通り下見を済ませたら、最後は価格の交渉です。後日、正式に見積書をもらいますが、その前に価格については下交渉をしておきます。
世界展開しているホテルでは、あまり価格を下げてもらえないケースもありますので、こちらもあの手この手で粘ります。
本来、こうした仕事は研修部門ではなく購買担当が行うのですが、どのような会場が必要なのかは、研修を行う人のほうが当然良く分かっています。
ホテルの下見だけして、価格交渉は購買担当にしてもらうというパターンもできるのですが、私は価格交渉までやっていました。
著書にも書いたように、私が所属していたクロトンビルという組織は、疑似P/Lといって、損益の責任を持つ組織でした。
価格交渉を購買担当に任せた結果、ほどよいところまで価格を下げられなかったら、収益目標を達成できず、私のクビにそよ風(笑)が吹くことになってしまいます。
ですから、価格交渉は自分で責任を持って行うようにしていました。(続く)