参加者同士の交流

研修事務局の人たちと話をしていますと、せっかく研修に集まったのだから参加者同士の交流をもっと活発にさせたいという希望を聞くことがあります。

多くの場合、そのためにチーム編成を変えたり、懇親会を設けたりして交流を図ろうとします。

チーム編成を変える場合、1チームの人数を何人に設定するか、どのくらいの頻度でチーム変えをするのかということを考えなくてはなりません。

また、懇親会を設けるとしても、立食か着席かによっても工夫の仕方が変わります。

懇親会も単に食事をするだけなのか、何かゲームのようなことを仕込むのかなど、いろいろと工夫の余地はあります。

もちろんどのような場所で懇親会を行うかによっても、交流の質と量は異なります。

チーム編成を変えることや懇親会以外にも、参加者同士の交流を促進する方法はあります。

参加者の自己紹介シートを事前に作成して、研修の開始前に社内イントラネットなどで閲覧できるようにしておくのもよいでしょう。

あるいは自己紹介シートのテンプレートを作成し、その主要な項目だけを記載して、参加者同士がインタビューし合って内容を埋めていくという方法もあります。

演習でもさまざまな取り組みを演出できます。研修のコンテンツに関わる演習だけでなく、クラス全体を巻き込んだアイスブレーカーやエナジャイザーとしての演習も大切です。

これによってチームを超えて、いろいろな人たちと交流ができます。

研修の開催様式が、宿泊型か通いかによっても参加者同士の交流機会は大きく異なります。

こうした諸条件を踏まえて、どのような工夫ができるのか、事務局として創造性を発揮してほしいものです。

そもそも参加者同士の交流の機会を増やしたいと、事務局のスタッフが考えるきっかけは、参加者からのアンケートによることがほとんどです。

そうしたリクエストを書く参加者は、自分から積極的に他の参加者と交流することが少なく、休憩時間も一心不乱にメールと格闘しているような人が多いものです。

自分からは動き出さないけれど、そうした場づくりをしてほしいという訳です。

なんとも身勝手な要求ではありますが、そんな人でさえ、自ら行動を起こせるような場づくりこそが、事務局の腕の見せ所かもしれません。

2026年06月26日