極寒の地から猛暑の地へ

毎年1月の中旬に、GEクロトンビルの各国・地域のリーダーがニューヨークのキャンパスに集合してキックオフの会議を行っていました。

クロトンビルのキャンパスは、ハドソン川沿いにありますが、冬になりますとハドソン川が凍ってしまうほどで、気温はマイナス15度くらいでした。

マンハッタンの街を歩いていても、吹き渡る風が寒さを通り越して痛いという感じになります。

街中でもそんな感じなのですが、凍ったハドソン川から吹き込んでくる風の冷たさは、その比ではありません。

そうした寒さの中で一週間ほど過ごした後、翌週にタイのバンコクで研修をするという年がありました。

ニューヨークから成田空港に着いてそのまま乗り継ぎをしてバンコクに向かいました。

ニューヨークから14時間ほどの長いフライトでもあったし、バンコク行きの便まで時間もあったので、ラウンジでシャワーを浴びました。

リフレッシュしてバンコク行きの便に乗り込みます。

バンコクは、1月とはいえ日本の真夏くらいの気温で、その日は35度ありました。

空港のターミナルからタクシーに乗るために一歩外に出たときに感じる暑さはすでに何度も経験していたものでした。

バンコクには研修で何度も訪れていましたので、ムッとするような暑さは体験済みです。

ところがいつもと違っていたのは、私の体の反応でした。

冬であっても夏であっても、日本から直接バンコクに行くと、ターミナルから外に出てタクシー乗り場まで少し歩いただけで汗が噴き出しました。

ところがニューヨークから日本乗り継ぎでバンコクに行ったときは、汗が全然出てきませんでした。

ホテルに着いても、いつもならチェックインの手続きをしている間にじんわりと汗が出てくるのに、その日は汗が出てきませんでした。

おそらくですが体が完全に真冬の極寒モードになってしまっていたため、バンコクの暑さを暑いと感じられなかったのかもしれません。

ニューヨークとバンコクの気温差は50度。とても不思議な経験でした。

2026年06月20日