チームとグループ(2)

チームには、メンバーに共通した目標があり、その目標を達成するために個々人に役割が与えられます。

メンバーは互いに協働し、メンバー個々人の成果を足し算した以上の相乗効果があります。

単なる人の集団であるグループには、そうしたものはありません。

私の研修コンテンツのひとつに、「チーム・デベロップメント」があります。

リーダーの役割として、チームを編成し、発展・成長させることが必須だからです。

自分が率いる部下の集団を、チームと考えるかグループと考えるかで、その成果は大きく異なります。

単なる言葉の綾だろう、と考えてはいけません。言葉には不思議な力があります。

80年代にアメリカのホワイトハウスに、日本企業の競争力の源泉を探るプロジェクトが設置されました。

その結果、日本企業の強さの源泉として「チーム」で仕事をするということがそのひとつとして特定されました。

個人主義が徹底していたアメリカ企業では、働く個々人がその役割をまっとうすれば、その積み上げとして企業の目標は達成されると考えていました。

その考え方は間違っていませんが、個人同士がチームで働くことによって得られる相乗効果を見落としていました。

ホワイトハウスに設けられた競争力強化委員会によって、「チーム」で働くことの大切さが強調されて以降、アメリカ企業では、まさにチームでワークするチームワークが見直されたのです。(続く)

2026年06月14日