オブザーバーとしての事務局(2)

1クラス30~40人程度の参加者と合宿で朝から晩まで共に過ごしますと、参加者に興味関心がわいてきます。

しかし、事務局である私の席は、教室の後方ですので、いくら教室のレイアウトが島形式であっても、参加者全員の表情を見ることができません。

そこで私は、事前に上司と担当講師の了解を得て、教室の前方に事務局席を設置して、そこに座ってみました。

教室前方の真ん中にはスクリーン、向かって右側角に講師席、左側に事務局席というレイアウトです。

当然のことですが、後方の席から見る風景と、前方から見る風景はまったく違います。

参加者の後頭部を見ていても、何もわかりませんが、前方から見ていると、その表情からさまざまなことが読み取れました。

同時に、事務局として参加者からの視線にさらされることになります。

居眠りや内職はできません(笑)。参加者の気を散らしてしまいますからトイレや飲み物を買うために頻繁に教室を抜け出すこともできません。

また前方に座ると、講師から話しかけられることもありますので、気を抜くことはできません。

独立後、多くのクライアントの事務局スタッフの様子を、教室の前方から観察してきました。

研修を仲介したベンダーの中には、毎回100%の確率で居眠りする人がいたり、一心不乱にパソコンでメールをし続けたりする人、電話をするために頻繁に教室を出入りしたりする人がいました。

そうしたベンダーとはすでに縁を切りましたが(笑)。

もちろん多くの事務局の皆さんは、熱心に私の研修に耳を傾けてくれていますし、参加者の様子を観察してくれています。

しかし、教室の後方や横に座っていても、前方に勝ることはありません。勇気があったら(笑)、前方の席に座ることに一度挑戦してみてください

2026年05月04日