ブラジルでは通貨の切り下げが行われ、お札にスタンプが押された物がありました。
当時は3桁切り下げられていて、日本円にたとえて言うなら、1万円札に10円というスタンプが押されているようなものです。
新しい紙幣も発行されていましたが、コインを手にすることはありませんでした。それもそのはず、コインは意味をなさないほどのインフレだったわけです。
ブラジルの町中で食事をしたり、お土産を買ったりしますと、お札でポケットがパンパンになってしまいました。
新旧のお札が入り交じって、何が何だかわからなくなり、しまいにはポケットのお札を全部取り出して、店員に取ってもらっていました。
ペルーで聞いた話では、冷蔵庫などの大きな家電製品を買うときにはリヤカーに札を積んで行くという嘘のような現実も。
私がペルーでお世話になった日系人は、数社の会社を経営していて、得られたお金はすぐにアメリカに送金してドルで貯金していました。
私はペルーのお土産として、少し高めの毛皮製品をクレジットカードで購入しました。
当時はカードの使用時ではなく決済時のレートが適用されていましたので、購入と決済まで一カ月以上の時間差がありました。
購入から決済までの間もインフレは進み、店頭での購入時よりもかなり安く買えたのはちょっとラッキーでした。