ユーモア理解、文法、論理といったテストで下位だった人々が、誰より自分の能力を過大評価しがちである。
下から12%の点数だった人々は、平均して自分は上位38%に位置していると考えた。
最も能力のない人々が、自分自身の能力に最も自信を持っている傾向にあるというのが、有名なダニング=クルーガー効果です。
こうした認知バイアスは学業に限らず、仕事についても言えることではないでしょうか。
業績が振るわない人に限って、自分につけられた業績評価に文句を言いがちです。それは自分を過大評価しているからで、自分はトップ・パフォーマーであると考えているのです。
たとえその業績が数値で示されたとしても、それは自分の能力が低いからではなく、外的な要因によるものであると他責にしてしまいがちです。
ダニング・クルーガー効果は、車の運転にいても当てはめて考えることができます。
自分の運転能力を適切に評価できる高齢者は、自分の運転能力が劣ってきたと判断すれば運転免許を返納します。
しかしそうでない人は、自身の運転能力を過大に評価して車の運転を続け、道路を逆走したり、コンビニに突っ込んだりしています。(続く)