人と接することが仕事の人たちが日中に共感能力を使い、仕事が終わる頃にはそれを使い果たしてしまうということはよくあります。
そうなりますと元々共感能力があるのに、あたかも共感能力が低い人のような発言や振る舞いをしてしまうことになります。
一方、あるIT企業のシステムエンジニアたちの研修をしたときには、逆の現象を体験しました。
日中の研修では、共感能力をまったくといって良いほど感じることがありませんでした。
初日の研修が終わった後、事務局から懇親会に参加するよう要請を受けました。共感能力の低い人たちと懇親したくなかったので(笑)、断りたい気持ちが強かったのですが浮世の義理で参加しました。
するとどうしたことでしょう。さっきまでの人たちと同じ人なのかと自分の目を疑いたくなるほど、オフモードの彼らは違う人物になっていました。共感能力たっぷりにこちらに接してくるではありませんか。
そうです、彼らは日中の研修では共感能力を使っていませんでしたから、ペットボトルの中には水(共感)がたっぷり残っていたのです。
研修事務局の人事の人にそのことを話しますと、「彼らはオフの時間や家庭ではとてもいい人たちなんです」との返事がありました。
前話に続いて極端な体験例を示しましたが、大切なことは自分の共感能力の使い方に工夫を凝らすこととや、共感能力の残量を確認することではないでしょうか。
そしてもっと大切なことは、自分の共感能力の容量、ペットボトルのサイズを大きくすることであると思います。