人の共感能力には、個人差があります。ペットボトルに例えるなら、500mlの人もいれば350mlの人もいます。
サイコパスは一般に共感能力がゼロと言われていますから、このペットボトルを保有していないか、常に空っぽということになりそうです。
ただ近年のサイコパスについての研究成果で、共感能力を持つ最強(最恐?)のサイコパスが発見されたといいますから、興味は尽きません。
さて話を戻しますと、もしあなたが人と接したりすることを仕事とする営業職の場合、客と対応すると、この共感能力のペットボトルに入った「水」(共感)を消費することになります。
あるいは私のように研修のインストラクターを務めると、参加者に対して共感能力を用いれば、ペットボトルに入った共感という水を消費します。
もし、日中の仕事でペットボトルに入った水(共感)を飲みきってしまった場合、帰宅時にはもうペットボトルは空の状態です。
以前、ある製薬メーカーの営業所長・部長たちを対象に研修をした際、この話をしました。
そして次のような質問をしました。
仕事が終わった後、帰宅途中で立ち寄った居酒屋で店員に無愛想な物言いをしたことはありませんか。
帰宅して、ご家族に冷たい口調で接してしまったことはありませんか。
多くの参加者たちは、顔に反省の色を浮かべていました。
またある金融機関の顧客担当の人たちの研修をした際にも同様の質問をしましたが、多くの人たちが思い当たると言っていました。(続く)