あるコンサルタントは、独立前に有名企業で働いていました。その頃から付き合いがあった他社の知り合いのところに独立後、研修の仕事をもらおうと営業に行ったそうです。

そのコンサルが知り合いの部署を訪ねていったのですが、会ってもくれずに人を介して「お引き取りください」と言われたそうです。

そのコンサルタントは、ここで引き下がるわけには行かないと、そこで土下座をして「仕事をくださいっ!」と大声でお願いしたというのです。

そういう話を思い出すたびに、独立するということが正しい選択なのかどうか悩むこともありました。

とくにヘッドハンターから良い条件提示をされると、悩んでしまうこともありました。

今でもオファーのあった会社のテレビCMを見ると、もしその会社に転職していたら自分はどうなっていたかな、などと空想することがあります。

ですが自分が選択した仕事に後悔をしたことはありません。キャリアに限らず、自分が選択したことが良い結果になるよう努力することが大切ですよね。

選択しなかったほうのことを思い、くよくよと後悔するのは、選択したことについてベストを尽くしていない証拠だと思います。

2014年に独立してから11年が経ちましたが、皆様からいただいたご縁のお陰様にて仕事を続けられています。

この間、独立したことを後悔したことがなかったのは、とても幸運だったと思います。