前回はマッキンゼー式問題解決をご紹介しましたが、今回はGE式問題解決についてご紹介します。
全体を3つのフェーズで区切って考えますが、それらは「問題フェーズ」、「解決フェーズ」、「実践フェーズ」で構成されます。
問題フェーズは、①認識、②定義、③分析の3つで構成されます。問題を定義する前に、どのように問題を認識しているか、というところから始めます。いわゆるボタンの掛け違いを防ぐわけです。問題定義の前に、認識を合わせるという一手間をかけることで、その後のステップがスムーズに進められます。
解決フェーズは、①アイデア創出、②評価、③意思決定の3つで構成されます。問題解決のためのアイデアを出し、それを評価して、どの解決策を採用するか決定するという、ごく当たり前のプロセスです。
しかし、問題フェーズの各ステップ同様、それぞれのステップで様々な技法が用いられ、革新的なアイデアを導き出すような工夫がなされているところが、一般的な問題解決技法とは異なる点です。
最後の実践フェーズは、①行動計画、②実践、③フィードバック/コミュニケーションで構成されます。
マッキンゼー式問題解決と異なり、実践に移してそのフィードバックまでを問題解決のスコープとしている点が、Execution companyと言われるGEらしい点かと思います。