今をよりよく生きるために(1)

私がGEの経営幹部クラスを対象としてリーダーシップ研修をしていたときに、よく次のような質問をしてセッションを始めました。

(質問1)もしも今、自社がこの世の中からなくなったら、だれにどのような影響がありますか。
(質問2)もしも今、あなたがこの世の中からいなくなったら、だれにどのような影響がありますか。

あまり楽しい質問ではありませんから、研修参加者は一瞬「ギョッ」として真剣な面持ちになります。特に質問2については、年齢も年齢ですから(笑)、現実感をもって考えてくれる参加者が大多数です。私は追い打ちをかけるように質問を続けます。

(質問3)もし、余命3日と宣告されたら何をしますか。
(質問4)もし、余命3カ月と宣告されたら何をしますか。
(質問5)もし、余命3年と宣告されたら何をしますか。

さあ、あなただったらこの5つの質問にどのように答えますか。少し時間をとって考えてみてください。

最初の2問は、自社と自分にとっての利害関係者をよく認識するための問いです。利害関係者を明確にできたら、その利害関係者との関係性をどのように維持・発展させていくべきかを考えてもらうようにしています。

後の3問は、その回答の傾向がなかなか興味深い問いなのですが、余命3日と言われると人は快楽的なことをしたがり、3カ月と言われると非現実的なことを、そして3年と言われると現実的なことをしたいと答える傾向があります。

あなたの回答はいかがですか。(続く)

2024年12月11日