ゴールデンウイークが終わりに近づくと、たいていのニュース番組では帰国ラッシュの空港などで海外から日本に帰ってきた人たちや、大きな荷物を持った人で混雑する東京駅などでインタビューをします。
どこに何日間いたのかとか、何をしたのかという質問への回答が型どおりに行われます。そうした質問への回答が終わって、インタビューされた人たちの中には「明日から会社なんですけど、行きたくありません」とか、「ずっとお休みしていたいです」などと言う人がいます。
そうした人たちを見ていて、私は心の中で「会社に行きたくないのなら、会社を辞めればいいじゃないか」、「ずっと休んでいたいなら、休めばいいじゃないか」とつぶやくのです。
もし誰かが空港でインタビューされて、「明日会社にいけるのが楽しみでワクワクして仕方がありません。会社に行けると思うと一刻も早く日本に帰って来たくてどうしようもありませんでした。海外にいるときも家族は放っておいてずっと仕事をしていました」と答えても、そのインタビューはボツになるでしょう。
なぜなら、その発言はニュース視聴者の多くの人にとって、共感を得られないものだからです。「Blue Monday」(憂鬱な月曜日)という言葉があるように、休み明けの仕事は多くの人にとっては憂鬱なものなのでしょうね。
私は土日も家で仕事をしても苦痛ではなく、月曜日が待ち遠しくていつもより早めに会社に行ってしまいました、
などと言うと気持ち悪がられますから言いませんけれど(笑)。
ゴールデンウイークの終わりのニュースを見るたび私は、「自分は好きなことを仕事にすることができて本当に幸せだ」と、感謝の気持ちが湧きます。
「好きなことを仕事にできる」ということは希なことでしょうか。「やりたい仕事ができる」ようにすることは難しいことでしょうか。質問の角度を変えると、「担当している仕事を好きになることは難しいことでしょうか」となります。要は自分の考え方次第ではないのでしょうか。仕事に対して不平不満を言う人は、どんな仕事をしても文句を言います。
さぁ、明日は連休明け初日です。早めに会社に行きたくなりますかね?