講師控え室が用意されていないと、こちらは教室前方に設けられた講師席でお弁当を食べることになります。
私はそうした環境に置かれることが多かったため、数十人の人の前で弁当を食べることには慣れましたが、そうでない人がいることに気を配る必要があります。
近年、多くの人が知るようになったMBTIですが、そのタイプを表す最初の「E」と「I」について考えれば、その理由がわかるはずです。
「E」(外向)の人は、興味関心が自分の外(外界)に向きますので、食事中も参加者の様子が気になります。ややもすると参加者の様子が気になりすぎて、せっかくの弁当を味わえなかったり、後になってどんな弁当を食べたのか覚えていなかったりするかもしれません。
ただし味わうほどの弁当でない場合(涙)は、気が紛れて良いかもしれませんが。
「I」(内向)の人は、一人になることでエネルギーを充電します。Iの人は、講師のような仕事をすると、自分のエネルギーが参加者に吸い取られるような感覚になります。できれば食事は別室で一人きりで食べたいと願っているはずです。
講師本人が、講師控え室を利用することを希望するかどうかは、当然本人の判断によりますが、事務局としては一応用意しておくということが必要なのではないでしょうか。