昼食を講師と共に取ることも、大きな学びの機会になります。食事中の会話から実にさまざまな情報や教訓を得ることができます。
大げさに聞こえるかもしれませんが、講師との会話で得られた教訓が、私のキャリアに対して大きな影響を与えたという事実があります。このブログでも今後、そのいくつかをご紹介していきたいと思います。
さて、研修中の食事に限ったことではありませんが、他者と共に食事をするときにはいろいろと気をつけなければならないことがあります。
そのひとつが、食事のペースです。講師が食事をしながら話をしている間は、食事のペースが落ちます。
講師の話を聞いている事務局としては、箸を止めたり、ゆっくり食べたりしながら、講師の食事の進み具合に注意を払うことが大切です。
たまにそんなことはお構いなしに、私に質問をしてこっちが答えている間に、すごい勢いで食べ進む人がいますが、「この人は、私の話を聞いていないな」とすぐにわかります。
そうした人たちは、研修担当という仕事に就いたのは、本人の希望というより、たまたま人事異動による場合が多いのが実情でしょう。いずれ別の部署に異動すると思っていて、この道でキャリアを積み重ねようなどとは思っていない人ですね。
あるいはそもそも共感能力が低いか、基本的なマナーができていない粗雑な人なのかもしれませんが。
逆に、真摯な研修ベンダーのスタッフや、企業で人材開発のスペシャリストを目指すような人たちの場合、こちらのペースに合わせて食べることはもちろん、食事中の対応が素晴らしく、ついつい長話をしてしまいます。(続く)