GEクロトンビルで働いていたとき、アメリカ人の同僚と話していて何か質問した際に、その返事として「I don’t know」と言われたことがしばしばありました。
もちろん私の質問が、相手の想像だにしないものであったわけではありません。知らないものは知らないとはっきり回答してくれる潔さに、当初は驚きすら覚えました。
一方、私だけかもしれませんが、GEで働くまで、聞かれたことに対して「知りません」「わかりません」と素直に回答することにためらいを持っていました。そう回答することが何か恥ずかしいという無意識の作用があったのかもしれません。
また日本人は、相手が「知りません」「わかりません」と回答せざるを得ないような質問をすることも少ないのではないでしょうか。
研修でこちらから参加者に対して質問しても回答がない、あるいは質問をお願いしますと参加者に促しても質問が出ないケースが多いのは、こうした恥の文化を持つ日本人の特徴なのかもしれません。
ある上意下達が徹底した会社とのやり取りで経験したことも、こうしたことが背景にあるかもしれません。
(続く)